2024年度 第1回連続講座を6月19日(水)に開催いたしました。

講師 大谷 徹 さん(公益財団法人 反差別・人権研究所みえ 理事長)
演題 「部落解放への流れと課題」- 明治以降から現在まで -
「賤民廃止令」(いわゆる「解放令」)布告以降~1965年の「同和対策審議会答申」が出されるまでの厳しい差別の実態やその差別を解消せんとする水平社などの解放運動の歩み、そして、「答申」をうけた2002年まで続く事業法等によって実態的差別の解消のために一定の成果を上げたこと、また、その中で、部落解放運動が教科書無償化や統一応募用紙の採用等、国民すべてに関わる成果を上げ、社会の中の人権意識を変えていったこと等をお話しいただきました。最後に、2016年に制定された「部落差別解消推進法」に関わって、その意義やこの法を活かしての今後の差別解消に向けた課題を提起していただきました。
参加者:466人