上野同和教育研究協議会について

 学校や保育所(園)等の教育現場や社会生活の中での部落差別をはじめとする様々な差別の現実に直面していた教職員や行政職員等の多くの方々が、あらゆる差別の解消に向けて立ち上がり、1982(昭和57)年7月、当時の上野労働会館で「上野市同和教育研究協議会」が誕生しました。その後、2004(平成16)年伊賀市の誕生にあわせて「上野同和教育研究協議会」と名称を変更しました。(「上同研」(じょうどうけん)と略することもあります)

 本会の会則の第3条には、『基本的人権の尊重、自由平等を基本理念として、部落差別をはじめとするあらゆる差別を撤廃し、明るく住みよい社会の実現のために、関係団体・機関相互の密接な連絡、調整を図り、人権同和教育の充実と発展を期することを目的とする。』という言葉で、本会の目的が記されています。

 本会は、就学前から高校までの教育に携わる方々で組織する“学校同和教育研究会(学同研)”、行政職員やPTA会員の方々で組織する“上野社会同和教育研究会(社同研)”、地区の方々で組織する“地域同和教育研究会(地同研)”の3つの研究会で構成され、それぞれが独自の活動を基軸としながら連携・団結し、結成当初からあらゆる差別の解消にむけて、「教育と啓発」を活動の根幹に掲げに取り組んでいます。

 このため、3つの研究会がその研究成果を常に厳しく確かめ合うとともに、各研究会が相互の連携や各組織内での連携をさらに深め、上同研として、人権が尊重される社会の構築をめざし、人権・同和教育運動のさらなる発展に向けて取組を進めています。

 「差別の現実から深く学ぶ」を原点に、社会を構成する一人一人の人権意識を高め、差別との関わりを自覚し、差別を許さない価値観、態度や行動力を育み、差別を温存・助長する『社会の変革』をめざして、人権が尊重される社会システムづくりに継続して取り組んでいきます。そのためにも、各研究会が独自で開催している研修会等とともに、上同研として、毎年9月に開催しています「研究大会」年3回実施している「連続講座」を中心に、他の人権尊重の充実をめざす関係団体と密接な連携を図り、あらゆる学習機会をより確かなものにさせ、会員の人権意識の向上と市民啓発の充実を更に努めていきたいと考えます。

概要

団体名 上野同和教育研究協議会
住所 〒518-0814 三重県伊賀市上友生785番地 伊賀市教育研究センター内
電話/FAX 0595-51-5994
メールアドレス jyodoken@ict.ne.jp
WEBサイト https://jyodoken.jp/
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